衣装のアフターケア

せっかく世界で1着のお客様だけのオーダーメイド衣装を製作したのだから、出来るだけ新品時と同じ状態で長く着たいですよね。
衣装と一言でいっても、様々な形状や素材があり、それぞれに保管方法やクリーニング方法が異なります。
特にコスプレ衣装は通常衣類とは異なる特殊なデザインが多いので、メンテナンス方法が分かり辛いのが現状です。
ここでは、多くご質問を頂く衣装のアフターケアについて記載させて頂きましたので、是非ご参考にして頂ければ幸いです。
尚、このページでは分からない部分は、-53-ファイブスリーに直接お問い合わせ頂ければ、出来るだけ対応をさせて頂きます。(当店をご利用頂いたお客様に限ります。)

 

【保管方法】

コスプレ衣装などのイベント用衣装は、年に1~2回だけの着用になる事も少なくありません。
この場合、きちんとした方法で保管しないと、衣装に必要以上のダメージが蓄積されてしまいます。

①保管前にはクリーニングに出しましょう。
衣装には、着用者様が思った以上に汗や皮脂が付着しています。
汗やジュースの飲みこぼしなどでの変色(たんぱく質の変化)は、クリーニングを行っても元の状態に戻るのは非常に困難ですので、汗などで汚れたなと感じましたら、保管前にクリーニングをお勧めさせて頂きます。(これらの汚れは、虫のえさにもなってしまいます。)
特に夏のイベントに使用したものなどは要注意です。
ただ、頻繁なクリーニングは衣装の寿命を短くします。酷く汚れていない限り、クリーニングは、半年に一度程度または長期保管の前だけで大丈夫です。

②保管方法を考えましょう。
着物は長方形にたためるようになっていますで、綺麗に折りたたんだ後、薄紙などで包みましょう。
ジャケット、コート、ドレスなどは、皺にならないようにカバーを掛けてハンガーでつるしましょう。
シワになりにくいものは、空気や湿気を遮断できる圧縮袋での保存も良いですね。

③保管場所を決めましょう。
まず、衣装の保管に光は大敵です。特に太陽光は短期間で色あせや生地自体の寿命を縮める原因となります。
出来る限り光が当たらない場所で保管しましょう。
また、湿気も大敵ですので、除湿材で湿気を発生しないようにしましょう。

④メンテナンス
3-4ヶ月に一度程度、陰干しをする事で、カビや虫の発生をおさえ衣装の寿命を延ばす事が出来ます。

⑤その他
レザーやエナメルなど、生地の表面が熱に弱い性質の生地の場合、他の生地と重ねていると、色がうつってしまう事がございます。どうしても重ねる必要がある場合は、剥離紙などを生地と生地の間にはさみましょう。
出来ればボタンなどの金属パーツは錆びる可能性があるので、外して保管しましょう。

 

【お手入れ方法】

衣装のお手入れですが、専門的な部分になるとかなり複雑ですので、可能であればプロのクリーニング業者にお頼み下さい。

どうしてもご自身でクリーニングを行う必要がある場合、下記をご参考にしておこなって下さい。

◆複雑なデザインの衣装ほど、形が崩れる可能性が高いので、必ず手洗いで行いましょう。(洗濯機は使用しない。)
◆アイロン温度は、綿は高温(160℃~210℃程度)で大丈夫ですが、その他の生地は低温(120℃以下)が無難です。(起毛系生地(ベルベットやファーなど)、エナメルや合皮生地、ストレッチ生地は、アイロンあてをしない事をお勧めさせて頂きます。)
◆中性洗剤をぬるま湯で使用して下さい。
◆模様をポイントで印刷している部分にアイロンを当てると、模様が剥離する場合があるので、模様部分にはアイロンは当てないようにして下さい。
◆柄生地として、生地に柄を印刷している衣装は、色あせの可能性がございますので洗剤は使用しないで下さい。

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